SAP、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア・スィートの最適化機能を強化・拡張するためGurobiと提携




 

SAPは、Gurobiと10年間のエンタープライズ契約を締結し、Gurobiを数理最適化技術の重要で長期的なサプライヤとして認定しました。

2020年5月13日、オレゴン州ビーバートン  -  Gurobi Optimization, LLCは本日、SAP SE(NYSE: SAP)が数理最適化技術の全社的に重要なサプライヤとしてGurobiを選択し、またSAPのエンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア・スィートにおいて数理最適化の適用を強化・拡張するために、SAP社と長期的な戦略的提携関係を結んだことを発表しました。この提携により、SAPとGurobiは、SAPソフトウェア内での数理最適化の利用を促進する革新的な技術に関して、より効率よく協業していくことができるようになります。

SAP社のデジタルサプライチェーン開発担当の上級副社長(シニア・バイス・プレジデント)フランツ・ヒーロー(Franz Hero)氏は、次のように述べています。「数理最適化は、当社が活発な投資を行っているAI/ML等のインテリジェント・アルゴリズムと並んで、今後も重要な礎であり続けるでしょう。これら技術的手法の組み合わせにより、より自動化された、より意思決定の向上を支援する差別化された先進的なツールセットをお客様に提供します。」

Gurobi Optimizerは、2015年からSAPのサプライチェーン管理ソリューションの主要コンポーネントとして組み込まれています。
SAPとGurobiが締結した10年間のエンタープライズ契約の下で、主に以下のことが実施されていきます。

  • Gurobi Optimizerは、SAP? Integrated Business Planning for Supply Chain(SAP IBP)ソリューションに採用されています。SAPは、数理最適化の利点を生かせる他のアプリケーションにGurobi Optimizerを組み込む新たな機会を探っていきます。
  • Gurobiの研究開発部門はSAPとの戦略的協業を開始し、数理最適化に関連するあらゆる問題に関して、焦点が絞られた革新的サポートとコンサルティングをSAPに提供します。

Gurobi OptimizationのCEOエドワード・ロスバーグ(Edward Rothberg)博士は次のように述べています。「SAP社とGurobi社は、同じビジョンを共有しています。それは、このインテリジェント・エンタープライズの時代の中で、データが先導する最適な意思決定を行うことにより、数理最適化技術から企業が利益を享受し、力を得るようにすることです。SAP社とGurobi社は、一層の革新とSAPエンタープライズ・アプリケーションへの数理的最適化の適応を主導するために、より緊密に協業していく予定です。」

SAPについて

インテリジェント・エンタープライズを基盤とするエクスペリエンス企業として、SAPはエンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア分野の市場をリードし、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。世界中の商取引売上の77%は、なんらかのSAPシステムを利用し、SAPの機械学習、IoT、高度なアナリティクス技術は、顧客企業のビジネスを「インテリジェント・エンタープライズ」に変革していくことに寄与しています。SAPは、人々や組織が的確なビジネス判断を行うべき洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーション・スィートとサービスは、44万以上の企業および公共事業のお客様が利用しビジネスでの利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、継続的な順応、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、思想的リーダ等のグローバルネットワークを通してSAPは、世界がより良くなる支援をし、そして、人々の生活向上に貢献しています。

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